流れる身体を育むー 井上欣也さんより。
【8月2日 神奈川県大船にてイベントのお知らせ】
【タッグを組む 井上さんからのイベントご案内】
今回のテーマは『流れる身体を育む』
みなさんは流れる身体というワードからどの様な連想をしますか?
流れるとは、滞っていない、ぶつからない、とも見て取れます。
私はこれらを「自立」、「依存、癒着」、「繋がり」などのキーワードでひも解いています。
まず、流れていない状態とはどういう状態でしょうか?
武術的な視点で捉えてみると、相手を押すシンプルな動作があります。この時に一般的な力で押していくと肩周りに力みが生じてきます。この部分的な力みが滞りです。滞りは「依存、癒着」を生みます。
人間関係でも依存しあっていたり、癒着していると決していい関係とは言えません。時にお互いの足を引っ張りあったり、くっつきすぎて本来の力が発揮できなかったり。
この「依存、癒着」を解消するヒントとして「自立」があります。依存から自立を促すのは人間関係においてもある事です。
身体の場合は依存、癒着している所は滞っていて固まっている所です。つまり動けない。動けない状況を自ら作り出しているのです。
「自立」とは動けない場所に動けるんだよと伝えてあげる事が自立の始まりとなります。動けると知る。動けないと思い込んでいたそれまでの身体が変わりだす瞬間です。
動けると身体が知ると「依存、癒着」していた部分は「自立」し、「自立」した部分がそれぞれ動き出すことで結果として「繋がり」が生まれます。これは『とらわれない身体と心』に繋がってきます。
ワークショップでは是非これらの事を身体を通して体験していただき、ご自身の身体が信頼できる身体に変化していくキッカケになればと考えています。
和気藹々とやりながらこんな変化があるんだなぁ!と楽しんで進めていければと思います。
内容は
・身体の依存、癒着を知る
・自立への促し
・動けると伝えてみる
・言葉の変化による身体の変化
などなどを予定しております。
井上欣也 プロフィール→
身体の旅人松聲館技法研究員
生まれも育ちも神奈川県。
幼少より武術に興味を持つものの、集団での行動が苦手だった為に武道系の会に入会する事も出来なかった。2007年に武術研究家甲野善紀先生の講習会へ行き衝撃を受ける。以降、甲野先生の武術、身体技法を通じて身体の使い方を学び、身体の奥深さ、不思議さ、面白さを知る。武術稽古や身体の使い方の研究をしながら、甲野先生の講座のアシスタント等も務めさせて頂く。
さらに身体探究についての見聞を広げるために指圧、ヨガなど東洋の身体観、思想にも学び、研究している。リラクゼーションサロンに勤務していた事もあり、接触の技法や相手との関係性は自身にとってテーマの一つ。ヨガは身体の不調が改善したのをキッカケに学び始める。日本のヨガの整体法、修正法、強化法等も学ぶ。
自身が感じた身体を使う事の新鮮な喜びや、身体を通しての学びをお伝えしたいと思い、古武術を基にした身体操作とヨガの指導を開始。学びと経験を活かした身体の使い方をご指導、ご提案させて頂いています。
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