犠牲の上で生きてる。

畑仕事に精をだした二日間。


この畑に来ると、

子供の頃夢見た赤毛のアンの世界に近づけた気になる。。

私は。夢の世界に近づけたのだ。。と今日思った。

全てが輝かしかった。


今は朽ちた木のベンチや古屋。

一体どんなセンスのいい人が畑の持ち主さんなのだろう。

私はお会いしたことがない。


昔は、ここでどんなことが行われていたのかな。

今は、おっかなくて、足を乗せられない。。。。

朽ちていく姿も、美しい。。


さあ。畑仕事です。蚊取り線香準備して。

菊の蚊取り線香。この香りは嫌じゃない。


この紫陽花。最近よく目に付く。カラースプレーでピンクを吹きかけたみたい。

荒れ果てた畑を二日間で畝を作り直した!私よくやった!!


今は、里芋と生姜が出てきてる。

生姜の芽を潰さないように気をつけながら。。

刈った草は、土が乾燥しないように被せる。


あちこち、里芋がビョーンと出てくる。

植えてないものも、勝手に出てくる。これまでのが埋まってて、

時期になると勝手に成長するようだ。

里芋は、とてもたくましい。



ザックザックと、

スコップ入れて、土をほる。


その度、ミミズに出くわす。



肉厚な長いミミズ。。。


君は畑を耕してくれてる大切な生き物。。

できるだけ殺したくないと思ってスコップを入れるのだけど。

それでも、ぶちっと切ってしまったりすることが多々ある。


今日だけで

一体どれだけミミズを殺してしまったのだろう。。。

(ミミズ。切れても半分は生きてるようで、動いてるけど。。。)


畑から帰った今も、ミミズをちょん切る感触、ゾッとする感じが、残ってる。。。


私はミミズキラーだ。。


畑をしてから学ぶこと。


犠牲のない命なんてない。

沢山の命の犠牲の上で、私は生きてる。


トマトの葉っぱにつく、てんとう虫みたいな生き物。

てんとう虫もどき と呼んでいるが。

これを一体いくつ捻り潰しただろうか。

葉を食い尽くす悪い敵なのだ。


雑草だって、生きてる。

命の限り、たとえお日様が当たらなくとも、横に上に、伸びている。



人間にとって、有害か無害か?

食べられるのか?食べられないのか?

殺される方にとっては、理不尽極まりない。


そんなことで、毎日、私は沢山の命を捻り潰している。


友達が、綿花を育てている。

一本の糸を育てるのにどれだけ大変かわかったと言っていた。


きてるものも、沢山の生き物の犠牲の上で成り立っているのだ。


踏んでる大地の下に、いくつ生き物の犠牲があるのだろう。



生きるっていうのは、

死の上で成り立ってる。




食事も、服も、立ってることも全部。



ごめんなさい。


いただきます。


ごちそうさま。


ありがとう。


そうやっても、全く弔われないけど。


命をいただき


自らの命を精一杯愛でて生き抜く。


それしかないって気になる。






トトロ。今日もありがとう。


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