地面を蹴らずとも体は前に進むんだ!
●地面を蹴らなくても体は前に進むんだ。
これが自分のナチュラルランニング探して、感動した一番のことだったかもしれません。
私は子供の頃から走ることが大好きで、学生時代は、競技として走るようになりました。
競技は、頑張ります。
勝つために、記録を出すために、練習をこなすために。
頑張ると、体は力みます。
腕にも足にも内旋力がかかりやすくなります。
高校3年生の時。一番の夢だった高校駅伝の選手に選ばれました。最初で最後です。
私はガチガチでした。
絶対に、悪い走りはできない。。。。
タスキをもらってスタート。
思いっきり腕を振って、思いっきり地面を蹴り上げて、
前に前に、もっと速くともがき走りました。
足が地面から遠いと感じ、空中に浮かんでいるような感覚でした。
走っても走っても地面を捉えることができない。足が空回りしてる。
もがいて、疲れ切り、自分の限界を感じた最後のレースとなりました。
今から、思うと、あの時、私はこれ以上ないくらいに頑張って走ったんです。
頑張らなければいけないと思えば思うほどに、
私は地面を強く蹴って走った。
だから、体が空に飛び上がり、地面から遠いと感じた。地面を捉えられないと感じた。
空回りしたんだ。
だから、
地面を蹴らずとも体が前に進むと感じた時は本当に嬉しかった。
披露山公園に続く長い階段を走っている時でした。
それからは、
階段も坂道も、本当に楽に走れるようになりました。
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