米津玄師の魅力に迫る!
せっかく書いた作文。
ここに残しておこうっと。
お題は、歌。
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米津玄師ー彼の魅力に迫る
私が初めて米津さんを知ったのは、 2018年、渋谷のスクランブル交差点だった。
「あなた フラフラフラフラミンゴ」と、小節を効かせたちょっと寂しさを感じさせるあの歌声が大音量で流れていた。 その歌詞のとおりに、フラフラと踊っている若い男の子が大画面にうつる。
いったい彼は何者なんだ。 一瞬にして私は彼に心を奪われた。
誰かの歌を聴いて、全身に衝撃が走るのは、何年ぶりだろう。
記憶にあるのは、 「ダンサーインザダーク」という映画を見た時。
ビョークという人の音楽を初めて聴いて、すごいと思った。
あの時の感動と似てるものがあった。
フラミンゴは、そのあとしばらく頭にこびりついて離れなかった。
彼の名前は、米津玄師。シンガーソングライターとウィキペディアに出ていた。現在28歳。
私が彼を知った頃には、すでに時の人として、至る所で大活躍。
その年の紅白歌合戦ではいちばんの目玉とされていた。
流行に疎い私でも彼の新曲には敏感に反応するようになった。
気がつけば、うちの家族にも米津ファンがいる。 これまで母と私、好きな曲が一致したことがないような気がするのだが、母も好きなのだ。 長年マンドリン愛好者である母は、米津くんが作曲した曲を好んで演奏していた。
そして、ピアノを習っている娘は、自らのリクエストで、彼の曲を弾いている。
夫は私の影響か彼の曲を通勤でを聴いている。
米津君は世代を超え、男女関係なく、人気がある。
どこが好きな理由?
母は、音の流れが面白いと。
娘は、声が綺麗だからと。
私は、全体的になんか好き。
国中でこれだけ注目されるシンガーはそういない。
今回、作文のお題が『歌」ということで、この機会に自分の好きな歌手について調べてみることにした。 そこで、彼がどんな人なのか、インタビューをユーチューブでいくつか聞いてみた。
2つくらい聞いてみたのだが、彼の口から出てくる言葉で多かったのが、
中間。フラット。普遍的。調和。
こんなにも飛び抜けた才能を発揮し、独自の音楽を作り出している彼から意外な気もした。
いつくか、彼が言っていたことで、私に響いたことをおおまかに抜粋してみる。
ーー自分が思っていることとまったく真逆のことを考えている人間が対岸にいるとき、彼らの主義主張を一回引き受けてみる。それくらいの余裕は絶対に持って生きていきたい。
調和を持って生きていかねばならない。 人間は一人では生きていけない。
曲作りも、ひたすら中間、真ん中に何があるのかを探し当てている。
ーー誰も信用したくない。 自分も信用したくない。でも何も信用しないでは生きていけない。
美しいと感じたり、憧れたり、信じること、それは生きていくに絶対い必要なこと。
何も信じないかわりに、ありとあらゆることを、みんなのことを、ちょっとづつ信用する。
それで自分がゼロになる。透明になる。完全にゼロにはならないけれど。
ーー 中間を保つことが、自分の音楽を作る上での欲求である。
普遍的事実、普遍的美しさを紐解いていった結果、できていくのがポップソングだ。
そんなことを、言い方を変えながら、何度も何度もお話になっていた気がする。
彼の話していることを半分も理解できていな気がするのだけど、
私なりにまとめてみると。
彼は常にフラットな立場でいようとしていて、 上から見下ろすことも、下から見上げることもなく。 あらゆるものをちょっとづつ信じる姿勢をもち。 光の部分も、影の部分も、ありのままをみようとし、彼が感じたことを素直に言葉として音楽として 表現し続けている。
彼の曲がこれほどまでに多くの人の心に響いていく理由の一つに、 フラット があるのではないかと思ったりした。
私はより一層。彼のファンになった。次の新曲が待ち遠しい。
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